夫の脱サラ記念日からもうすぐ1カ月。
夫は、時間や組織から解放されて
ずっと緊張状態だった身も心も
少しずつ緩んできたようです。
わたし自身も
サラリーマンに向いていないので
のんびりしている夫を見ていて
脱サラの解放感を感じています。
わたしが30歳前後だったでしょうか。
「このまま働き続けるのは、わたしには無理だな」
と思った瞬間がありました。
正社員として働いていたある日の
通勤の光景が目に焼き付いています。
朝から疲労を感じながら
わたしは電車に揺られていました。
ふと、顔をあげると目の前には
同じ時間に、同じ車両に乗る
同じ顔ぶれの、人たち。
定年間近と思われる男性や
わたしと同じ年頃の女性たち。
皆、目をつぶり首をたれて
揺れている。
こうやって
何年も何十年も
この生活を続けてきた人たちがいて
たぶんこの先も
この生活を続けていく人たちがいる。
皆、目をつぶり首をたれて
乗った電車に身をまかせながら
平凡に、堅実に、地道に、我慢強く
この生活を続けられる人がいるんだ・・・。
そう思った時に
「・・・わたしには無理だな」
漠然と感覚的に、でも、確信しました。
わたしは
それ以降も転職を重ねて
結婚、出産、専業主婦を経て
50代で再就職をしましたが
その確信は持ち続けています。
有難いことに、今の職場は
自分で探したわけではないのに
「ここなら、わたし頑張れそう」
という絶妙な条件が揃っていて
思いがけないチャンスを頂いた
ご縁に感謝の想いが溢れてきます。
と言いつつ
3日連続で出勤すると
仕事に行くのが嫌になります(笑)。
え?そんなの、わたしだけじゃない?!
そだね。
ヒジョーに、現実的に考えると
娘2人が学生のうちは
この職場で働けたらいいなと
思ってはいるのですが
なにぶん1年毎の契約なので
いつ辞めることになるか
わかりません。
辞めたらどうしようかなあと
いつも考えています。
自分のたどり着きたいところは
今の仕事の延長線上には
ない気がするんです。
でも
「たどり着きたいところって?」
と聞かれても困ってしまう。
何となく、わかり始めているような
でもまだ言葉にするのはむつかしい
今のわたしです。
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