先日、母の命日でした。
食洗器のお役御免を言い渡した時に
今年は、七回忌にあたるのだと気づき
例年になく、命日を意識していました。
わたしは、命日の前日
Yさんを誘って七回忌法要をしようと
急に思い立ちました。
Yさんというのは、我が家から引っ越した
母が住んでいたアパートの住人です。
母と同世代のおひとりさまです。
はっきりした顔立ちに赤い口紅。
裏表なく、はっきりモノを言うけれど
情のある世話好きな大阪人。
母がアパートに住んだ半年ほどですが
母の病院等への送り迎えだの
日用品や食品を持ってきたりだの
母の部屋に出入りするわたしも
自然に話をするようになりました。
引っ越し後まもなく迷惑をかけることがあり
母が初期の認知症であることも
アパートの人に話していました。
わたしは、Yさんに会えば世間話に始まり
母の人生や引っ越しに至る経緯や
娘としての葛藤や今後の不安を口にして
Yさんは、二号さんとして生きてきた
ご自分の話を赤裸々にしてくれました。
酸いも甘いもかみ分けた人でした。
母のことを気にかけ母のいいところを見て
「あんたのおかーちゃん、スキやで」
と言ってくれました。
そう言われ、当時のわたしは複雑でしたが
今思うとその言葉、嬉しかったんですね。
母が足を骨折してサ高住に入居することに
なって、アパートを退去する時にも
片付けを手伝ってくれました。
その後もたまにわたしがYさん宅を訪ねたり
おたがい電話をして近況報告をしたり
ゆるくゆるーくつないでいた関係でした。
母の故郷ではない、この地で唯一
母を知っている人で、わたしが母のことを
安心して話しできる人だったのです。
わたしが再就職してからごぶさたで
Yさんに会ってお茶でもして話がしたい。
母の思い出話をする法要がしたい。
Yさんにお誘いの電話をかけると
現在使われておりませんのアナウンス。
アパートを訪ねると別の方が住んでいました。
大家さんに電話をすると・・・・・
亡くなられていました。残念です・・・・・
母の法要をしようと気持ちが動いたことで
自分の心の変化を感じることができました。
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