昨年、1年間に2回の入院手術をした長女の
厄落としをしたという話です。
長女、16歳の誕生日の朝でした。
長女が、体の異常に気付いたことに始まり
町医者での診察から大学病院での診断、病気の
詳細が分かっていくほどに、再発や後遺症など
最悪の事態を、夫婦で心配しました。
初めての手術が無事終わり、安堵したところに
退院後の検査で、違う部位に異常が見つかり
悩んだ末に、2回目の手術を決めました。
長女にとって、2回の入院手術は
心身ともに大きな不安と負担になりました。
病院から術前の説明で、手術時には血栓予防の
ための着圧ハイソックスを履く、と聞いていて
1回目に買って履いたハイソックスが、家に残って
いたので、2回目は、買わずに済ませたものの
わたしは、何だか2回目のために残しておいたような
そんな気持ちになって、後々モヤモヤしてきて。。。
「このハイソックスに3回目の出番を与えてはならない」
「験が悪い!こんなもん捨ててしまえ!」
と、思うようになっていました。
そこでわたしは、2回目の手術後、長女に聞きました。
暗に、長女からの「もう要らん」という返事を期待して
「このハイソックス、また使いたい?」って。
ちょっと遠回しに、訊ねたわけです。
「長女の人生に、また手術する予定はありますか」と。
別の言い方をすると、長女に
「病気になりたいか」と、意思確認をしたのです。
そしたら、長女は
片付けで病気の厄落としをすることにしました。
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