猫のいる原風景

わたしが猫好きなのは
原風景に猫がいるからかもしれません。

わたしは年長児の時、母の実家に預けられました。
田舎のおばあちゃんちでは、猫を飼っていました。

時代は昭和、知り合いばかりの小さな田舎の村は
家に鍵もかかってなくて猫もこどもも自由でした。

猫は、お気に入りの場所でひなたぼっこしたり
お風呂を沸かすかまどの灰の中で温まったり
気ままに歩き回っていました。

わたしも、近所の友だちと一緒に遊んだり
遊ぶ相手やおもちゃがなくても、自然と遊んだり
自分で遊びを考え出したりして。

そんなこども時代を思い出しながら、ブログで
文章にする中で、改めて感じたことがあります。

おばあちゃんちに預けられる小学校入学前の
1年間に、わたしの感性は大きく育まれていて
それが心身の血肉になっているのではないか。

自分が思っている以上に、人生に大きな影響が
あるのは、幼少期の体験ではないだろうか。

そして、6歳の時の自分の感覚を思い出したら
本来の自分を取り戻せるのではないだろうか。
そんなことを思いました。

どうあれば、自分らしくいられるのか。
どんな場にいれば、自分は心地よいのか。

自分が自分らしく、自分が心地よくいられる
在り方や場に敏感でいたいな。
猫みたいにね。

日向ぼっこしながら母猫の背中に顔をひっつけている子猫

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