おばあちゃんちに預けられる

小学校に上がる前の一年間
わたしはおばあちゃんちに預けられていました。
母の実家です。

おばあちゃんちには
母の一番上の兄である伯父さんとその娘と
おばあちゃんの三人が住んでいました。

その娘が、卵とたどん(炭団)の色白の従姉。
従姉とは、姉妹のように過ごしたものの
あまり一緒に遊んだ思い出はありません。

伯母さんは、従姉が小学一年生の時に
ガンで亡くなっていて、おばあちゃんは
家事や野良仕事で忙しくしていました。

おばあちゃんちは、山あいの小さな集落で
日本昔話に出てくるようなところです。

集落から年長児三人だけで歩いて登園していて
保育所まで30分以上は、かかっていたのでは。

途中でケンカしたり、道草しながら行くから
遅くなることもあったなあ。

保育園のない時は、近所の友達の家に行ったり
ひとりで自由に遊んでました。

おばあちゃんちのすぐ近くには
洗濯に使うような小さな池がありました。

川には沢ガニやイモリがいたし、虫を捕ったり
木登りしたり、山道のついてない裏山を登ったり
自然に囲まれて過ごしていました。

それが、小学校入学と同時に再び母と暮らすことに
なりました。わたしには喜んだ記憶がありません。

離れていたお母さんと一緒に住めるようになるのは
こどもにとって嬉しいはずだと思うのですが、いや
「嬉しいはず」というのは、親子神話でしょうか。

それとも、幼児期の記憶とはこんなものでしょうか。
ちょっとわからないところです。

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