喉まで出かかっても、けして声にならない

とっさの時に大声出せる?の記事に
わたしの20代半ばの怖かった体験を書きましたが
他にも、声が出せなかったことがありました。

障がい者施設で働いて1、2年目の頃です。
年度始めに立てた方針や目標に照らして
年度末に活動を振り返る会議がありました。

最後に職員が1人ずつ1年間の感想を言うのですが
わたしの番になった時、声が出せなかったのです。

毎日一緒に仕事をしている人ばかりで
会議といっても堅苦しい場でもないのに。

自分の感じたことを話そうとするのですが
生唾を飲むばかりで、声にならなくて
結局、ひとことも話せないまま。

その後、どうやって会議が終わったのか?
その出来事を、どう自己分析したのか?
まったく憶えていません。

恋のセンサーの反応点という記事では
こんなことを書いています。


そもそも自分が感じていることに気付かない。
自分がなにか感じているけれど、それがなにかわからない。
感じたなにかがわかっても言葉にすることができない。
感じたことを言葉にできても口から出せない。


20歳前後のわたしは自分のことが大嫌いで
「今の自分は本当の自分じゃない」
と否定し続けてきました。

どうしようもなく心が傷ついた時も
「これくらい平気、平気」
と強がって平気なフリをしてきました。

自分の本当の気持ちを
感じないように気づかないようにごまかして
肚の底に自分の感情を沈めてきました。

沈めてきた感情が溜まりに溜まって
口から溢れ出そうになっても喉が絞めつけられ
言葉に、声に、なりません。

声が出せなかった時ってそんな感覚です。
「もう限界だよ」っていう
体からのメッセージだったんだな。

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