3月末の退職前後を振り返っています。
 
退職後、気づいたのは
再就職する前に、わたしの成功体験や世界観が
書き換わっていたこと。
5、6年前にはすでに、変化し始めてたんだな。
 
たしかに、50代になって、人生で一番
自分自身に内面的な変化を感じています。
そんな年回りなんでしょうかね。
 
人が変化する時、心が動く体験はつきもの。
 
やりたい気持ちに素直になれた
気づきと後押しをもらった人との出逢いの他にも
難関突破した奇跡的な体験がありました。
 
え？去年だった？　ひと昔前のことみたい。
わたしの人生の旧パターンが崩壊したのは
売値がフィーバーして実家が売れた一件です。
 
わたしが実家につけた、ゾロ目の売り値を聞き
「フィーバーですね！！」って
S不動産のSさんが、明るくおっしゃった時
 
大げさかもしれないけれど、わたしは
自分のすべてを受け容れられた感覚でした。
 
Sさんからもらった、ノリノリのOKに
「これでいいんだ」って、心底安心したんです。
 
わたしは、それまで、自分を表現する時
どこかしらなにかしら、我慢や遠慮をして
ためらいという名のブレーキをかけてきました。
 
だけど
「ああ、そんなブレーキは、もう要らない」
そう思ったんです。
 
そして、その後、すぐに実家が売れて
自分の決めたことが決めたとおりに、いえ
それ以上の展開で叶っていく体験の中で
 
わたしの自己肯定感と自己効力感が底上げされ
自分を信じる力、自信がググっと上がりました。
 
それまで、わたしが持っていたのは
 
自分が好きなことをしていたら、嫌味を言われて
自分が悪いことをしている気持ちになったり
嫌な気分になったり、テンションが下がって
全力で自分のやりたいようにはできない
 
という人生パターンであり、世界観です。
 
Sさんによって導入された新パターンは
 
「本当に、自分の好きなようにしていいよ」
「きっと、うまくいくよ」
 
と、まるごと全肯定で、自分を信じる楽観主義。
さっそく良い結果も出ていて、証明付き。
 
S不動産のSさんって
仕事がデキる、天真爛漫なアラフィフ男性。
人生で初めてお目にかかるタイプ。
 
わたしの窮屈な世界観が変わる
インパクトのある出逢いでした。
 
あ！
 
思い出した！
 
令和時代を前に、もうこの先、路線変更はないと
のほほんとのんきに「わたし」のまま生きていくと
老後の覚悟までしてたことを。。。
 
わたしの生きてきた世界を振り返って
イッツ ア スモールワールドの居心地を思い出し
生き辛い世界からの撤退を決めてたじゃないかー！
 
そうかそうか。
わたしはそうやって、時間をかけながら
自分の生きていく世界を選び直してたのか。
 
ここ5、6年間の出来事は
職場や家庭、自分自身に起こった出来事は
小さなことから大きなことまで
すべてが繋がっていたんだなあ。。。
 
心の深いところが動かされて、変化した意識が
自分の内側に行きわたってきたように思います。
 
・・・・・
 
先日、退職した職場の上司が亡くなられました。
最初に、辞める理由を正直にお話しした方です。
 
わたしが辞めるのを、本当に惜しんでくださり
「また一緒に働けたら」とも言っていただいて
 
わたしも、「また一緒に働くことになったら」
と、たらればを妄想していましたが
 
また一緒に働くことは、もう、もうないのです。。。
 
わたしが勤めていた旧世界とわたしをつなぐ人
本音でつながっている人が、いなくなりました。
 
現実の生活の変化も大きくなってきて
どんどん、旧世界から新世界への移行が
進んできていることを感じます。
 
亡くなられた上司の安らかなお顔を見て
またひとつ、区切りがつきました。
 
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