「無駄にしてはいけない」という考え方を手放す<7>

自分の棚卸しと称して
3月末の退職前後を振り返っています。
 
その中で、「無駄にしてはいけない」
という考え方を手放すことにしました。
 
ちまちまと、書いておりますが
よろしければおつき合いください。。。
 
仕事を辞める時、しれっと出てきた罪悪感と執着心が
「もったいない」と囁いてきて
仕事を手放すことを惜しむ気持ちがわくと
自分自身に、交換条件を出すみたいになって
 
こんなにいい仕事を辞めるんだったら
「得た経験や知識を、活かさなければいけない」
「働いて得た気づきを、無駄にしてはいけない」
そんな思考で、頭の中がいっぱいになった。
 
頭の中のつぶやきを、口から言葉にすると
「仕事で得た経験や知識を、活かしたい」
「働いて得た気づきを、無駄にしたくない」
と、自発的な願望のように変換されて
 
わたしは、その願望を叶えようと思って
妄想して構想を練るけれど、実現しない。
体が動かない、心が苦しい。
 
わたしは、悶々とした状態を散々続けてから
自分の思考の偏りを感じた。
 
そして、自分で自分に、聞いてみた。
 
「仕事を辞めてしまったら
今までやってきたことが活かされず、無駄になる
と、思ってるみたいやけど。。。」
 
「それって、ホンマなん?」って。
 
そしたら。。。
 
「いや、そんなことないやろ」
 
けっこうすぐ、返事が返ってきた(笑)。
 
そうなんだよねー。
 
わたしが働いて得たものは
職場や家庭、身近な人間関係などに
すでに十分に活かされている。
無駄になんか、ならんのだ。
 
無自覚な思い込みに囚われていたことに
気がついて、ふわっと力が抜けた。
わたしの中の矛盾に気がついた瞬間です。
 
気がついた矛盾というのは
わたしの中には、2つの考え方があって
 
1つは
「無駄にしてはいけない」という考え方。
 
すでに起こってしまったネガティブを
そのままで終わらせずに、未来に向けて
ポジティブに変換していくという意味。
 
もう1つは
「人生に無駄はない」という考え方。
 
人生で起こる出来事ひとつひとつに意味があり
どんな些細なことにも、学びがあるという意味。
 
で、この2つの考え方が
わたしの中で両立しなくなった。
 
その理由を、以下のように整理してみて
稚拙で恥ずかしながらも、わたしは得心した。
 
「無駄にしてはいけない」ということは
なんもせんかったら、無駄に終わるってことでしょ。
だから、無駄なものがあることを前提にする考え方。
 
「人生に無駄はない」ということは
出来事が起こった時点で、すでに無駄じゃない。
ネガティブでもポジティブでも、何が起こっても
人生はパーフェクトである、のが大前提の考え方。
 
だとしたらやで
 
無駄にしないための交換条件って、要る?
起こってしまったネガティブを、未来に向けて
わざわざ、ポジティブに変換していく意味ある?
 
ついでに言うたら
過去の出来事を「無駄にしてはいけない」って
思いながら生きてくの、しんどいやん。
 
そんなふうに考えるようになってた。
 
「無駄にしてはいけない」という考え方は
これまでのわたしが、よりよく生きるために
必要としていたのかなあと思う。
 
これからは
「人生に無駄はない」という考え方を軸にして
瞬間、瞬間を生きていくことにしよ。
   
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