わたしにとって最高に価値あること

今の自分にしっくりこなくなったモノを手放しました。
自分の価値観の変化を受け入れたからです。
 
手放したのは『学ぶことは生きること』と題した
わたしの32歳、独身、乳がんの体験を書いた文章。
 
死ぬかもしれないと、不安と恐怖に駆られた気持ちが
前向きに切り替わった時のことを書いています。
 
乳房表面の皮膚にも浸潤した、しこりは4センチ。
乳房を温存する選択肢はなく左乳房を全切除しました。
 
手術後、医者から聞かされたのは、がん細胞があった
わきのリンパ節の、半数以上を切除したこと。
 
すでに、がんが臓器や骨へ転移しているかもしれないし
していないかもしれない、それはわからないこと。
 
この先、がんの転移や再発に怯えながら生きるよりも
楽しく日々を過ごしてください、と言われました。
 
退院後、自宅療養していたわたしは
 
かけがえのない尊い生命なら、最高に価値あることに使いたい、
ということに考えが及んだ。
結論は、人のため、社会のために使っていくことだった。
 
そんな思いを抱きました。
 
がん細胞のように、わたしの中に巣くって
こびりついた、自己嫌悪と自己否定と自己不信が
「どうせ、自分なんて」と、自己卑下を続けていました。
 
病気になって、生命に限りがあることを実感した時
 
何の価値も力もない、こんな自分だけど
誰かの、何かの、役に立てる自分でありたい。
使命のある人生を生きたい。
そう思ったのでした。
尊い命を捧げるのに、人として最高に価値があるのは
人のため、社会のために生きることだと真剣に考えました。
 
内向的で、自己への執着が強過ぎた、わたしにとって
わたしの人生において、必要なプロセスだったと思います。
 
でも、一周回って元に戻ってきたっていうのか(笑)
 
乳がんを経て今にいたるまでの人生経験をとおして
最高に価値あることは、変化していました。
 
今のわたしにとって、最高に価値あることは
自分のために生きること。
 
人には、その人にしか生きられない人生が決まっていて
人生の最高の価値は、人それぞれだなって思います。
 
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