今の自分にしっくりこなくなったこと

わたしが、32歳、独身、乳がんになって、書いた
『学ぶことは生きること』 という文章を読み返すと
今のわたしにはしっくりこなくなっていました。

過去から現在までに変化したことというのは。。。

ひとつは

当時は
人や社会に貢献する人生こそが、高尚で崇高で立派だと
真面目に考えていました。

長年、わたしに巣くっていた
がん細胞のような、自己嫌悪と自己否定と自己不信が
はびこらせたのは「どうせ」という無力感。

これじゃ自己免疫力も落ちて、がんにもなるわさ(-_-;)。

「どうせ、わたしなんか」と卑下する自分を奮い立たせて
「こんな、わたしが」高尚で崇高で立派な何かをすることで
自分の価値を感じようとしていたんです。

今は
「□□する人生こそ○○だ」なんて、勝手に、簡単に
誰の人生も、評価することはできないと思っています。

人生に対して「こうありたい」「こうはなりたくない」
という、自分の思いはありますが

仮によろしくない生き方であっても、傍目から見えているのは
長―い人生の通過点なんだと思うようになりました。

もうひとつは

30代から50代になったわたしは
「人や社会に貢献したい」なんて言うと、尻こそばゆい感じ。

貢献したい気持ちも持っているし、自分が役に立てた時
人から感謝されると、嬉しい気持ちにもなりますが

貢献を目的にして行動しようとすると、やる気や意欲が
続かなくて、自分の動きが止まってしまうのです。

わたしの生きるエネルギー、原動力になるのは
貢献の喜びではなかったことが、はっきりしてきました。

じゃあわたしの、生きる原動力ってなんだ?

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