不倫をした母へのわだかまりは
怒りの感情だったと気づきました。
心の底に沈めていた感情が溢れ出し
苦しくて苦しくてたまらなくなったわたしは
近所の50代女性Yさんに話を聴いてもらいました。
Yさんが言いました。
「お母さんが男の人を必要とした気持ち、
今のあなたなら理解してあげられるでしょう」
「そうなんです」
と、わたし。
「オトナのわたしは、理解して許してるんです。
だけど、だけど、だけど・・・・・
自分の中のコドモの自分が怒っているんです」
涙がつたって落ちます。
溢れ出す気持ちのままに話していると
不意に、別のことを思い出しました。
たぶん中学生の時だった。
母がどんな反応するか、テストするような気持ちで
「中卒のくせに」と母に言ったこと。
いや、テストじゃない、たぶん、仕返し。
不倫をして、わたしを蔑ろにした母に対して
学歴を馬鹿にすることで仕返ししたのではないか。
母を馬鹿にしたわたしに、母は無言でした。
顔の表情も変わらなかった気がします。
母がどう思っていたのか、わかりません。
一方、わたしは
「人として最低なことを言ってしまった」
という思いを、ずっと抱え続けていました。
時が流れても忘れることができずにいて
雪だるまのようにふくらんだ自責と後悔の念が
涙とともに流れ出します。
わたしを見て、Yさんがポツッと言いました。
「いとうさんて、ものすご自分を責めてしまうんやな」
その言葉で初めて、初めてです。
自分で自分を責めていることに気がついたのは。
確かめたわけではありませんが
わたしの言ったことを
母は忘れていたかもしれません。
投げた言葉のナイフが刺さっていたのは
わたしだけだったのかもしれません。
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