夜逃げのような北海道旅行

「ワタシは、よう行かんわ」という
母の言葉に、わたしはまっすぐに反応した。
家族4人で北海道へ旅行することを決めた。

慌てて、雪国に対応できる防寒服を買いに
行くが3月の洋服売り場には春服しかない。

用意できず、現地で購入することにした。
さっそくトラブル発生。

行きあたりばったりで生きている
わたしたち夫婦は平気だけど
適応能力の低い母にはついてこれまい。

一緒に行くことになってたら
行く前からグチグチ言われるところだった。

家を出る前に、旅行用に買った長女の服を
趣味が悪いとけなされた。
まあ文句のひとつも言いたいだろう。

久しぶりの旅行なのに
わたしはおしゃれする余力もない。
出発当日、夜逃げのように家を出てきた。

普段着にウールのフード付きコートを
羽織り、足元はつっかけ(笑)。
その格好で電車で関空まで行ったわたし。

まだ雪の残っている北海道でも
ファッションは春服になっていた。

リサイクルショップやスポーツ店を巡って
防寒服やスノーブーツを調達した。

わたしのつっかけを見た店員さんが
「北海道を舐めてますね」
と言ったのが懐かしい。

服装なんてどうでもよかった。
1分でも1秒でも早く
母から離れたくて、逃げたくて。

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