短い言葉のくり返しが持つ威力

母は昔っから
同じことをくり返し言う人でした。

わたしが20歳を過ぎた頃には
もはや母の話に反応しなくなりました。

聞き流すようになっていたわたしは
知らぬ間に母の影響を受けていました。

保育園で働いていた時、園児の絵を観て
「ナニ?コレ?!」と言ってしまったのです。
わたしに悪意はまったくなかったのですが。

すかさず、同僚がわたしに注意してくれて
自分が人を不愉快にさせる言葉を使っている
ことに気づきました。

結婚というカルチャーショックも受けて
もうわたしは独身の時のように
聞き流せなくなっていました。

また、母の言動が
こどもたちに悪い影響を及ぼす
心配もしていました。

わたしたち家族と同居した母の言動が
いちいち、耳に障りました。
いちいち、気に障りました。

玄関で夫の脱ぎっぱなしの靴を見つけた
母の第一声は「なんじゃコレは?!」です。

そして、文句をたれながら、夫の靴を揃え
「うわっ、バカみたいに大きい靴!」
と言うのです。(夫の足のサイズは28cm)

いつまでも続きます。
「いやあ、バカみたいに大きいわ〜」
「はあ〜、ほんま、バカみたい」

「大きい」を表現する言葉が
「バカ」しかない。

語彙が極端に少ない。
しかも、ネガティブ表現。

もしかしてわざと?
目的は人をバカにすること?

短い言葉のくり返しは
無意識にすり込まれやすい。
くり返しによって強化される。

海岸の岩に打ち寄せる波

母と2人暮らしだった
わたしが受けたダメージは
想像以上だったのかと思う。

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