32歳、独身、人生最大のピンチ

年が明けたら、春の準備が始まる。
 
1月2月は変化を迎える時期
なのかもしれませんね。
 
32歳のわたしは、今のこの時期に
人生最大のピンチに見舞われていました。
 
12月に受けた集団検診で要精密検査と言われ
専門病院への紹介状をもらいました。
 
わたしと、もう一人紹介状を渡された
50代くらいの女性がいて、二人して
無言で目を見合わせていました。
 
これから、互いに迎えるであろう
共通の未来に対する、その不安を
見ず知らずの二人が共有していました。
 
年が明けて、1月30日
紹介状を持って、専門病院に行きました。
 
検診から1カ月以上もたっているのは
親の扶養に入る手続きが必要だったから。
 
約4年間働いた病院の
院内保育所が閉鎖されるのを機に
昨年3月末に退職して
健康保険に入らないまま
地元のスイミングスクールで
インストラクターのアルバイトを
していました。
 
しかしながら
「ただではすまない」
ことがわかっていたので
母親の扶養に入って
健康保険が使えるようにしたのです。
 
1月30日、紹介状を持って
乳がんの専門病院に行きました。
 
視診、触診、マンモグラフィーの結果
かなり疑わしいと、細胞診を受けました。
 
当日の担当医からは
「来週水曜の院長の診察時間に結果を聞きに来るように」
「手術が必要です」
と言われました。
 
わたしが
「手術とは?」と聞き返すと
担当医は
「胸を全部取らないといけない」
そう、言いました。
 
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