仕事を辞める決意をする

生きている実感を求めていたわたしは
当時、障がい者施設の職員でした。

23歳のわたしが書いた文章は
その施設の加盟していた団体の
会報誌に載せた記事。
各施設の会報誌の担当者が持ち回りで
記事を書くことになっていて、年明けに
わたしの番が回ってきたのでした。

施設に就職して3年目だった
わたしは、この記事を書きながら
仕事を辞める決意を固めていました。

そう、文中の
「自分の実力も顧みず、一番高い山まで登った。
今まで滑ったことのないおそろしく急な斜面。
でも、思い切って一歩踏み出してみることにする。」

これは、仕事を辞めることを意味していたのです。

仕事の、現実と理想のギャップ・・・
自分自身の、現実と理想のギャップ・・・
そのギャップを埋められませんでした。

違和感を抱えながら、その場所に居続ける
という選択が、わたしにはできませんでした。

春を迎えるための準備期間
1月2月をへて、わたしは施設をやめて
スイミングスクールに転職しました。

また、転職や仕事にまつわることも
書きたいなと思っています。

そしてもうひとつ
32歳のわたしは、変化を迎える時期に
人生最大のピンチを迎えていました。

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