母のモノを断捨離するのに
リサイクルショップに買い取りを依頼したが
金目のモノはなかった。
出張してきた買い取り業者は
手ぶらで帰るわけにはいかないのだろう
「アクセサリー類はありませんか」と聞いてきた。
買い取り業者の話によると
昭和の貴金属は安物でも、金の含有率が多いから
買い取りできるらしい。
えーーーーー!!
そんなこと知らんかった。時すでに遅し。
百貨店の催会場とかで買った1000円2000円の
アクセサリーなら、母はいっぱい持ってたけど
もう近所のリサイクルショップに持って行った。
え?ちょ、ちょっと待って!?思い出した(汗)。
母の勤続表彰の記念品、金の酒坏を処分したけど
ずっしり重かった、あ、あれは金やったんか!?
捨てたい衝動って盲目ね、気づけよ、自分(泣)。
探して出てきた、金の細いネックレスは2,000円。
裄の長い、身丈160㌢のわたしの着物も2000円。
この着物には嫌な思い出がべったり貼りついていた。
事あるごとに、和ダンスの中の着物を思い出しては
嫌な感情を何度もなぞって強めてしまった。
着物教室主催のパーティに一度だけ着て行ったが
気分が沈んで、二度と着る気が起きなかった。
この着物は、持っていても、絶対、着ない。
でも、処分に罪悪感がわく査定金額で、強い抵抗が
かかる。でも、その抵抗を振り切ろうとした。
わたしは、急に思いついて
「着物にまつわる思い出を聞いてもらえませんか」
と、買い取り業者にお願いをした。
それまで、誰かに話すこともなかった思い出を
わたしは話し始め、買い取り業者のその男性は
口を挟まず、最後まで聞いてくれた。
まさかの、傾聴スキル高くて、神。
おかげでわたしは
着物と、着物にべったり貼りついた嫌な感情まで
買い取ってもらった(笑)。
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