3月末の退職前後を振り返っています。
仕事を辞める時、押し寄せる解放感と喪失感って
その場を離れる、安心感や寂しさとか
わかりやすい感情だけじゃない。
厄介な感情の代表は、罪悪感と執着心。
退職にまつわり、心が揺り動かされて
しれっと出てきた厄介な感情が
自分の癖で、こじれた思考や言動になって
無駄にエネルギーを消費させるんだ。
わたしの場合は
退職する意思を、職場に伝えてからは
スパッと決めたことに矛盾が生じるので
仕事への思いや未練たらしいことは
口にしないようにしていた。
とにかく
立つ鳥跡を濁さず、辞めるのに神経を使い
仕事を続けたかった自分の気持ちを
感じる余裕はなかった。
周囲の関心や話題が、来年度の勤務体制や
業務内容になり、退職が現実味を帯びてくると
再就職のご縁をくださった方に、申し訳なく
辞めてしまう自分に、不甲斐なさを感じた。
出てきたのは、いよいよ仕事を辞める罪悪感。
転職を重ねてきた(正社員だけでも5回)
わたしだけど、まだ残っていたのね(-_-;)。
こんな理由で辞めるなんて。。。と
罪悪感が刺激され、気持ちが落ち込んだ
わりに、ペロンと、罪悪感は剥がれた。
なんでかっていうと
ありのまま、辞める理由をお話した方々には
予想以上に理解してもらえたから。
しかも
ある方は、わたしの感じたヤバさを
(「ヤバい」という心の声により退職を決めた)
すでに感じておられ、100パーセント話が通じた。
「わたしの辞める理由、大したことやった」
と思えて、わたしの心は、秒で軽くなった。
こんなふうに
上に下にと心は動いて
罪悪感と入れ替わるように出てきたのは、執着心。
自ら手放そうとするものは
恵まれた勤務条件。
組織やマルチタスク、雑音にストレスを感じやすい
自分に合う仕事、職場、働き方。
さらに、実務経験だけで、国家資格取得に
挑戦できるかもしれないチャンス。
どれも、ご縁によって舞い込んだ幸運。
それらを惜しむ気持ちが涌いてくると
せっかく掴んだものを、手放すのなら
仕事で得た経験や知識は活かさなければ。
やっと、自分に合う仕事や職場、働き方が
わかったなら、それを無駄にしてはいけない。
あと少しで、公認心理師試験の受験資格を
得られるかもしれないのに、ああ、残念。
もったいない気持ちが、心に充満すると
自分の癖が出てきた。情報収集癖と妄想癖。
(この言葉、ブログ書きながら浮かんだわ)
わたしは突然、辞める職場と同じような
事業所の相談業務の求人を探し始めた。
どこにどんな求人があるか、調べて確認。
求人情報を印刷して安心した。
そして
もし、仕事を探すなら、この中から選ぼう、とか
もし、応募するなら、と求人情報の品定めをして
週5日は無理、場所が遠い、、、とダメ出ししたり
もし、就職したら、とシミュレーションしてみたり。
今思うと、たられば妄想の無限ループ(@_@)。
そんなことをしているうち
相談業務の求人応募資格は、臨床心理士や
公認心理師資格等が必須であることが多くて
資格取得のチャンスを惜しむ気持ちが強まり
受験資格を満たす方法が、他にないものかと
血眼になって、パソコンにかじりついた。
ついに
執着心は、探していた情報を見つけ出した。
公認心理師試験受験資格要件の、実務経験に
ボランティア活動も含まれるということだ。
なら、傾聴ボランティアをやる選択もあると
思うと、ボランティア活動や団体について
検索し始めて、ああ、止められない。
まるで
たられば妄想で、喪失感をごまかして
喪失してできる穴を、情報で埋めているみたい。
本心ではずっと
辞めてからのことは辞めてからでないと考えられない。
そう思っていたのに。
最後の最後に、執着心にとり憑かれた。
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