こどもだからってなめるな

自己嫌悪感っていうのは
中学生から高校生、大学生と、青年期に高まって
社会人では低くなっていく傾向があるらしい。

アダルトチルドレンのわたしは
生き辛い青年期が、だいぶ長かったのだけど(-_-;)
やっぱり、二十歳前後の自己嫌悪感がひどかった。

達観する10歳で、母の不倫を知った。
その頃から母は、職場の歓送迎会だ、なんだと言い
出かけていくことが多くなった。

母の留守中、わたしは探偵になった。
タンスの引き出しで見つけた手帳や物から
母の行動の裏付けを取った。

そして帰宅した、おっさんのニオイがする母から
子供騙しの手土産を受け取った。
黙っていても、こどもはわかっている。

思春期を迎え、中学生、高校生になって

「女である母が、受けいれられない」
「大人は、ズルくて汚い」

という、不倫をした母へのわだかまりができ
それが高校卒業後は、大人の女性へ成長していく
自分自身に向かうようになった。

年頃の自分が、男性から性的対象になっている
ことを感じ始めると、わたしも嫌悪している母と
同じ女なのだと思うと、自分のことが嫌になった。

また、父親的存在だった身近な大人の裏切りで
男性不信にもなった。

わたしも、ズルくて汚い大人になるのかと思うと
未来を明るく描けなくなっていた。

同性だからって、自分と母を重ねてしまうなんて
親子関係、母娘問題は根深い。

ん?待てよ?そうだ、10歳のわたしは
ちゃんと、自分と母を分けていたじゃないの。

こどものわたしが言葉にできなかったことを
今のわたしが
母と不倫相手のおっさんに言ってやる。

「あんたら、みっともないで!」
「アホ過ぎる、バレてるしな!」

フン!悪態ついたら
10歳のわたし、成仏したわ(笑)。

「こどもだから、黙っていればわからないだろう」
「こどもだから、適当にごまかしておけばいい」

そんな大人の傲慢さや卑しさを
こどもは見抜いている。

10歳のわたしは
「こどもをなめるな!わたしを軽く扱うな!」
って、言いたかったんだ。

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