「・・・わたし、もう無理かも・・・」のSOSを
聞いた夫が座敷婆と話をしてくれることになった。

リビングで夫と座敷婆が話をしている間
わたしは、リビングから廊下を挟んだ和室に居て
そこでこどもたちにアニメのビデオを観せていた。

こどもたちを隔離して、夫が話をしてくれることで
安心と安全が確保されて、わたしの気持ちが緩んだ。

堰を切ったように、怒りがあふれ出したわたしは
夫と座敷婆のいるリビングに乗り込んでいって
体を震わせて、座敷婆に激しい怒りをぶつけた。

「お金のこと言うの、ええかげんにして！！」
「今後一切、お金の話は口にせんといて！！」

わたしは、怒りの感情をぶちまけて和室に戻り
また、こみ上げてきた怒りをぶちまけに行く・・・。

感情を出せなくて、怒ると無言になるわたしが
激情がおさまるまでくり返した。
母も夫も初めて見る、わたしだったに違いない。

自分のことしか考えられない共感性のない座敷婆にも
さすがに、わたしの怒りは伝わったはず。
30年越しの反抗期だわ。

夫は夫で、座敷婆との対話に衝撃を受けていた。
夫は論理的に話をするタイプ。
その夫が座敷婆と話し終わってから言ったことは

「まさみの言っていたことが、やっとわかった…..」
「ホンマに話、つうじひん、、、(゜o゜; 」。

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