家にいるのは実母じゃない。
マジで、妖怪の座敷婆だと思わないと
やっていられなくなった。
物理的な結界というのか、母との間には
洗濯物を分けるという心の境界線を引くことにした。
母娘問題の解決の糸口は見つからず
気持ちをわかり合うことも諦めることにした。
2年経って、二世帯同居で気づいた実母の心の闇に
仮説を立て、わたしなりの理解で自分を納得させた。
かたや座敷婆は「お金を返せ、田舎に帰る」と
言うことが多くなり、わたしはほとほと参った。
そのうち、体に不調が出るようになった。
次女が満1歳になる前から、一時保育を利用して
わたしは幼児教室の講師の仕事に復帰していた。
職場まで片道1時間半以上かかるため
仕事は平日週1回だけだったが
まもなく次女も長女と同じ保育園に入園させた。
安心できる場所への想いがあって
この職場で好きな仕事を続けたかった。
勤務先の幼児教室に長女を通わせていたので
土曜日はこども2人を連れ、ほぼ毎週通った。
週2回は、ほぼ丸一日座敷婆から離れられる
一番安心な時間だった。
ある日、教室から家に帰ると動悸がしてきた。
こめかみを締めつけるような頭痛と耳鳴りに
生唾を飲んだ。
「・・・わたし、もう無理かも・・・」
うつろな呟きを聞いた夫が
わたしの精神状態を理解してくれて
座敷婆と話をしてくれることになった。
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