2023年を振り返る 〜もう一人の自分が人生ドラマを観ていた〜

今年の下半期に
家族を揺るがす騒動が続いたのですが

起こった騒動に緊迫感や緊張感があるのに
どこか、芝居がかったような感じがあって

ちょっと不思議な、その感覚を伝えるのに
春に確定申告でハラハラした話を書きますね。

フリーランスの夫が、確定申告の書類を
申告締切日の当日に仕上げました。

例年どおりマイナンバーカードを使って
e-TAXで、24時までに送信すればOKですが
マイナンバーカードが読み込めません。

しばらく前に、暗証番号を間違えてしまい
カードがロックされていたことを思い出した
夫が焦り出しました。

ロック解除の手続きは役所に行かねばならず
役所の終業時間が17時だと思っている夫は
16時59分を指した時計を見て絶望しました。

そばに居たわたしは、e-TAXの締切時間が
17時だと勘違いしていて、救済措置がないか
税務署に電話で問い合わせていました。

何か手立てを探そうと必死になっているのに
わたしは的外れなことをしていて、おまけに

17時半に役所が閉まっていたことを思い出した
のになぜか、それをすぐ夫に言わなくて

期限に間に合うよう頑張ったのに申告できない
状況に、夫が荒ぶリ出してやっと、わたしは

恐る恐る「役所閉まるの17時半やったかも」と言い
夫が慌ててサイトを調べたら受付終了は17時15分!

「なんですぐ言うてくれへんねん💢!」
「ああ、なんかとんちんかんで⤵ごめん⤵」

残念さや悔しさで怒り出す夫と
オロオロするだけで肝心なことを言わないわたし。
年季の入ったネガティブな掛け合いが滑稽に思えて。

その時、17時08分。
自宅から役所まで、車で5分。

漂っていた悲壮感の中に、一筋の希望の光。
絶妙に間に合いそうな微妙なタイミング。

「これ、絶対大丈夫なパティーンじゃね?」
と心の中で、お互いに思いながら

わたしは、火打ち石を切るように安全を祈り
慌てて転がるように家を出て行った、夫。

受付終了時間に、ギリギリ間に合った夫は
喜んで、ほっとひと安心できて、ありがとうと
わたしにラインしてきたのですが

ロック解除の手続き完了後、役所の人に
「手続きの反映は明日になるかもしれません」
と言われ、気落ちして帰ってきました。

でも

結局、手続きは2時間後には反映されていて
確定申告は、e-TAXの締切期限までに無事に
提出することができました。

という一連の、プチスリリングな出来事が
まるでドラマのようでした。

ドラマの主人公は、確定申告を締切期限に
間に合わせようと躍起になっている夫婦です。

揺れ動く感情に振り回されて行動する主人公を
演じているのは、肉体を持っている自分。

自分が主人公のドラマを、もう一人の自分が
スクリーンで観ているような感覚でした。

役所の受付終了時間が17時15分とわかった時も
ロック解除の反映が明日になるかもと聞いた時も
無事に確定申告できると知っている自分がいました。

もう一人の自分の存在が大きくなってきたから
ネガティブなドラマに没入できなくなったのかな。

幾多のトラブルを乗り越えて問題を解決していく
ドラマって、感情のアップダウンがあって刺激的。

人間は、一喜一憂の人生ドラマを楽しみたくて
地球に生まれてきているのだとよく聞きますが

ハラハラドキドキの確定深刻(笑)ドラマで
まさに、刺激と興奮を楽しんでいたんだわ。

だけどもう

感情のアップダウンに、疲れたのか?
一喜一憂する人生の滑稽さに、飽きたのか?
興ざめして、ドラマの世界観に入り込めません。

長年いた世界とは違う世界に移動したような
不思議な感覚を、今年、体験しました。

この感覚、伝わるといいな(‘◇’)ゞ

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