もうひとりの自分の存在に気づいた

名言読み上げ動画から流れてきた言葉が
こどもの頃のわたしを救いあげてくれた


うまくいかなくても、仕方なかったんだよ。
だって、あなたはまだ、こどもだったんだもの。
だけど、ひとりで、ここまで生きてきたんだ。
すごいよ、本当にすごいよ。


そう言われている気がして、涙があふれた。

こどもの頃のわたしが、赦されて称えられて
大きな花まるをもらったみたいだった。

わたしは、動画の言葉を何度も聞きたくて
動画の字幕を書き写して、音読し始めた。

自分の発した声が、言葉が、自分の耳を通して
自分の心に、細胞に、沁みてきて、癒やされる。

自分が、もうひとりの自分に声を掛けている
みたいで、自分がふたり居る感じがした。

その感覚に覚えがある。そう、あの時だ。
あの時感じた安堵感をまだ覚えている。

絶望したわたしの問いかけに答えてくれた声。
頭上から聞こえてきた「だいじょうぶ」の声。
あれは、もうひとりの自分だったんだ。

わたしの目から、涙が滝のように流れ出した。
自分がひとりぼっちじゃなかったことに気づいた。

わたしの口をついて出てきたのは
「ずっとそばに居てくれて、ありがとう」の言葉。

そばに居てくれたのは、あの時だけじゃない。
もうひとりの自分は、わたしを信じて
ずっと見守ってくれていたんだ。

過去のわたしが、自分を信じられなくて否定して
自分を責め続けていた時も、もうひとりの自分は
どんな時も、わたしを見放したりしなかった。

「それなのに、気づかなくってごめんね」。

わたしは、もうひとりの自分に赦しを請うように
流れる涙が止むまで「ありがとう」「ごめんね」
と、声を掛け続けて、自分で自分を抱きしめた。

わたしが、自分とのつながりを取り戻した日。

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