雨傘とのつきあい方

先日、雨傘を長女に貸して
わたしのお気に入りの雨傘を忘れやがった!
と、エラソーに言ってましたが
 
長女が忘れてくるまでに
わたし、3回忘れて取りに行ってます(笑)。
 
レストランに置き忘れたり
通勤電車の座席に置き忘れたりしては
あわてて電話をして探しました。
 
置き忘れてしばらくしてから気づくのですが
間に合わせの傘を使っていた時には
感じたことのない心の動きがありました。
 
忘れたことに気づくまで
何となく、ソワソワした感じがあるんです。
 
そして、唐突に突然に、ぶわっと気づくんですが
気づいた時の自分の動揺っぷりがすごくて(笑)。
 
「あああ!!」って
喉から声が漏れ出て、あたふたしだすもんやから
 
「ど、ど、どないしたん⁈」って
一緒にいる人が、マジで心配するほど。
 
何というか、自分の一部を忘れてきたような感じで
その感覚は、傘を忘れるごとに強まっていきました。
 
3回目に忘れて、3日ぶりにやっと再会できた日には
雨傘のハンドルを撫で繰り回していました。
 
それ以降、ちょっと置いたりすることをやめて
本当に肌身離さず持つようになりました。
 
つい最近では、わたしの手が
傘の感覚を覚えていることに気づきました。
 
職場を出る時にちょうどエレベーターが来たので
あわてて傘のハンドルを掴んで乗り込んだ時のこと。
 
ハンドルを持った手のひらに違和感が・・・
手元を見たら、形の似たプラスチックのハンドル。
・・・他人の傘でした。
 
「お気に入りなら、間違えるなよ!」
という声が聞こえてくるようですが(^^;
 
雨傘のハンドルの感触を覚えてるなんて初めて。
五感が刺激されるものに触れていたいんですね。
 
何本も傘は要らないって思います。
わたしの、今の、お気に入り、を大切にしたい。
 
手をつなぎ、傘との思い出を刻みながら
人生を共に歩む、一対一のおつきあい。
 
モノが与えてくれる幸せに感謝し
モノに対しても誠実でありたい。
 
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