休日の昼下がり、家族4人で布団に寝っ転がって
娘たちに絵本の読み聞かせをしていました。

魔法使いのお話を読み終わって
「ママも魔法使えたんやけど、パパと結婚してから
だんだん使えなくなってきたわ」と、わたし。

長女がまだ年長さんぐらいだったかな。
『魔女の宅急便』のキキが好きな長女に合わせて
話を盛り上げていました。

「今でも魔法使える？」と、聞いてくる娘たちに
わたしは「どうかなー？ ちょっとやってみよっか」。

部屋の掛け時計が、わたしの視界に入ってきました。
いつの間にか動かなくなっていて
12時ちょうどを指したまま止まっています。

家族に注目されてわたしは
右手の人差し指をぴんと立てて、呪文を唱えながら
掛け時計に向けて、まっすぐ腕を伸ばしました。

右肘が伸び切った瞬間、寸分の狂いなく時計の針が
すごい勢いでグルグル回り始めたかと思うと
現在時刻を指してピタリと止まったのです(驚)。

「マ、ママ！す、すごい！！」
家族は大喜びで大騒ぎ。自称魔女もビックリ(@@)。

しばらく、娘たちから一目置かれていました(笑)。
本当に魔法使いだと信じていたみたい。

奇跡的なタイミングで電波時計とわたしの動きが
シンクロした偶然の出来事、にしてもすごいわ。

いや、やっぱ魔法かな？

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