噴き出した母への怒り

母とわたしたち家族が同居を始めて
半年たっても1年たっても
母とわたしの関係は落ち着かないまま。

それどころか、娘たちの成長とともに
祖母と孫との人間関係ができ始めて
悩む範囲が広がり、問題はより複雑に。

母の言動は、精神的DVで
点滴石を穿つモラルハラスメントと知り
わたしのせいではないのだとわかった。

自分の心が傷ついていることを自覚すると
こどもの頃から抑圧していた感情たちが
心の奥から溢れ出した。

そして

一致団結した感情たちは
母に対する強く激しい怒りとなった。

わたしの人生を返して。

母がわたしにやってきたことを
認めさせたい。
謝らせたい。

わたしがどれほど傷ついているのか
わからせてやりたい。
やり返したい。

でも

この怒りをぶつけてみたところで
けっして母には伝わらないことを
わたしは知っている。

不毛なやりとり。
エネルギーの無駄遣い。
無力感の強化。
行き場のない感情。

幼い娘たちの前では
怒りの感情を見せるのがためらわれた。

わたしは、肚の底に怒りを隠し持って
日常生活をこなしていた。

心の傷つきや怒りの感情を吐いたり
座敷婆の話ができるのは、夫だけ。

夫は、よく話を聞いてくれたし
座敷婆とまともなコミュニケーションが
取れないことも、わかってくれていた。

だけど、わたしの訴えを
十分に理解してくれたとは思えなかった。

仕事で昼間いない夫は、同居していても
座敷婆の生態が、本当にはわかっていない。

夫と娘たちが居る時には見せない姿があるし
夫のイメージする「わかり合えない人」を
超えていることが、なかなか伝わらない。

40を過ぎてから、自分の心の傷を自覚した
わたしはわたしで、うまく話せなかった。

母への怒りを露わにするわたしに続いて
同じように夫が母を悪く言おうものなら
「何もわかってないのに言わんといて」
と怒り出すわたし。

これまでなかったことにしてきた自分の
感情や傷つきを語る言葉はたどたどしく
時に矛盾することを言う。

わたしの心は抑圧か爆発、両極しかないのだ。
溢れ出した感情たち、噴き出した怒りを
どう扱ったらいいのか、わからない。

話が通じない、気持ちをわかり合えない
座敷婆は、発達障がいや人格障がい、病気
ではないだろうか。

自分を納得させる答えを必死になって探して
わたしの頭の中は、座敷婆に占領されていった。

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