ぬれ落ち葉になった母からわたしは逃げた。
フルタイムで働いているわけでもないのに
わたしは家にいないことが多くなった。
座敷婆は「何を、ほっつき歩いてんの?!」と
嫌味を言い、用事もないのに電話をかけてきて
「どこ、行ってんの?!」と聞いてくる。
わたしの外出先で携帯が鳴って、相手を確認せず
慌てて出たら、画面に座敷婆の姿が映し出された。
驚きのあまり携帯を放り投げたことがある。
どういうわけだか、ビデオ通話になっていた。
電波まで操る妖怪。。。マジで怖かった(笑)。
また、わたしが2階に布団を干したまま出かけ
急に雨が降ってきたことがあった。
座敷婆は、隕石が降ってきたような緊迫感で
「布団が濡れるっっ!!」と電話をよこした。
布団を干していたのは、夫の部屋のベランダ。
部屋に鍵がかかっていて座敷婆は入れないのだ。
本来なら座敷婆の気遣いに感謝するところだけど
「今帰れへんから放っといて」と返事するわたし。
帰宅後、布団が濡れてしまった後悔や愚痴も
もちろん言わない。
同居後の実母VS娘の洗濯戦争をへて、わたしたち
家族の洗濯物は、わたしがすべてやる形になった。
わたしは生活の助けより、自分の心の平安を選んだ。
わたしと座敷婆の間に心の境界線を引いた。
その境界線がさらに補強されたのが、耳かき事件で
この件があって夫の部屋に鍵をかけることにした。
夫がいない平日の昼間、座敷婆がズカズカ夫の部屋に
入って来て、夫のPCデスクで耳かきを見つけた。
よく見かける一般的な竹製の耳かきだ。
「ワタシの耳かきが部屋にないないと思ってたら
こんなとこにある💢」
座敷婆は、夫が座敷婆の部屋から耳かきを持ち出し
勝手に使ったと、本気で怒っている。
あのな、座敷婆の耳かき、わざわざ使わないから。
とんだぬれぎぬに夫は呆れた。
たかが耳かきの話。でも、座敷婆が家族を巻き込み
始めたことに、なんとなくわたしは不安を感じて
座敷婆が入れないように夫の部屋に鍵をかけた。
座敷婆には不穏な行動が増えていった。
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