母娘問題に認知症が加わり、さらに悩みは深まった。
わたしがカウンセリングを受けることに決めた一言は
「餅は餅屋よ」。ママ友が背中を押してくれた。
気持ちを聴いてもらうことが不足していたわたしは
このカウンセリングで傾聴の力を知った。
安心して、自分の感じたそのままの気持ちを話せて
否定しないで、最後まで遮られずに聞いてもらえた。
ただそれだけなのに、自己肯定感が高まった。
当時、家族の予定や都合でせわしなく動いていた
わたしが、自分に向き合える大切な時間になった。
カウンセリングでは8~9割がた、わたしが話して
カウンセラーさんから、2つ3つ質問をされた。
質問を受けて、自分の視点が広がり思考が深まり
自分の気づきや癒やしにつながっていった。
「母が怖い」と言うわたしに
「今はもうあなたは大人で、お母さんより体も大きくて
一家の主婦であるあなたの方が、力があるはずなのに
どうしてそんなに怖いのかしらね?」
と、カウンセラーさんは言った。
「たしかに」と、わたしも思った。
同居してからのわたしは十分、母とやり合っている。
家に帰って思い出したのが
母が離婚する前の、わたしが赤ちゃんだった頃の話。
母は、姑のことを忌々しげにわたしに話していた。
わたしの祖母である姑は、赤ちゃん(わたし)を日中
自分の都合の良いように可愛がって、夜になったら
母の元にホイッと返したと、母は憎らしい顔をした。
わたしがこどもの頃から母の言動は変わっていない。
だから、赤ちゃんのわたしを前にした時も
忌々しい姑への怒りの感情を出していたと思う。
赤ちゃんのわたしは、母の怒りを感じ取っただろう。
そしてそれを、母の元に戻ってきた自分に向けられた
感情だと感じたのではないだろうか。
わたしの経験にもとづいた推測、いや、ほぼ妄想だけど
もし、そうだったならばと想像すると、大人のわたしは
赤ちゃんのわたしが、たまらなく可哀想になった。
わたしは、赤ちゃんのわたしに話しかけるように
やっと、お母さんのところに戻って来れたのに
お母さんに怒りをぶつけられて怖かったね。
お母さんが喜んでくれなくて悲しかったね。
そんなことを言ってみると、涙がボロボロ溢れてきた。
気づけば、自分の両腕で自分の体を抱きしめて撫でて
セルフハグをしていて、無意識にヒーリングしてた。
わたしの推測や行動はツボを得ていたのだろう。
心の奥底に沈んでいた感情が解放されていった。
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