母娘関係に悩んで受け始めたカウンセリングは
回数を重ねて進んでいった。
カウンセラーさんは、わたしに問いかけた。
「あなたのお母さんと同じようなタイプの母親を
持っている人は他にもいるけど、悩んでいない人もいる。
どうしてあなたは、そんなに悩んでいるのかしらね?」
そう問われてわたしは、はたと考え始めた。
どのくらい考えていたのか、時間の感覚がない。
自分の中に深く深くもぐっていった。
目の前に、カウンセラーさんがいるはずなのに
その空間には、わたししかいなくて
広大な宇宙にポーンと放り出されたような感覚だった。
宇宙に浮かびながら、わたしの心に浮かんできたのは
「わたしにとって一番大切なものは、心のつながり」
自分の一番大切なものは、自分が一番欲しいもの。
欲しいものが母から得られなくて、わたしは悩んできた。
大切なものは人によって違うから、悩みも違う。
悩みは、じつは、自分から発動させているんだ。
母との心のつながりは、すでに諦めることにしたのに
つまり、自分が好き好んで悩み続けていたってこと。
「自分が悩みたくって悩んでるんじゃあ、しゃあないな」
って気持ちになったら、ふわっと心は軽くなった。
悩んで当然、悩みこそが自分自身だと思った。
悩んでいる自分と悩みそのものを受け入れた。
そうしてまもなく、わたしはカウンセラーさんから
「もう大丈夫だと思う」
と、カウンセリングの終了を提案された。
カウンセリングの最終日に言われたのは
「あなたが落ち着いてくると、次はこどもさんたちに
問題が出てくるから、心づもりしていてね」
その時は何が起こるのかわからなかったけど
カウンセラーさんの言ったとおりだった。
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