母のお葬式の記事を書いていて思い出した
お葬式にまつわる話。
わたしが高校生の時に祖母が亡くなった。
母のお母さん。
祖母のお葬式に参列したわたしは
決まりとかしきたりって意味がなくなる時が
くるのだと思った。
母の実家は、山あいの奥まった集落にあって
村っていうのがぴったりの場所。
お葬式が終わると、集落のはじの墓地まで
葬式行列をしていくという慣習だった。
誰かが、筆文字で書かれた伝書みたいな紙を
出してきて、それに則って、故人の血縁者や
親族が並ぶ順番を読み上げた。
「はい、並んでー」となったんだけど
あてはめる血縁者がいない、人が足りない。
祖母の夫は、48歳で亡くなっていた。
喪主の長男も、一人娘が7歳の時、妻が病死。
長女は、本人も夫も亡くなり、娘2人行方不明。
次女は、内縁の夫と2人暮らしで、後に離別。
次男は、妻と3人の子がいるが婿養子。
三女(わたしの母)は、離婚して母一人子一人。
末っ子は、10代で早世。
祖母の家系、家庭運、結婚運、悪いな(~_~;)。
詳細に決められた葬式行列が成り立たない。
「じゃあ、喪主が位牌、遺影はその娘さんで
後は適当にーーー」ってなった。
1982年当時、高校生だったわたしは
慣習とかしきたりをあてはめるだけの儀式って
滑稽だと思ったんだなあ。
ああ、そっか、だから
儀式に対して自分の思いが育っていったのか。
なるほど。
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