3分家出をして母にぶたれた

プチ家出をしたことがあります。
きっかけはささいなことだろう、覚えてないし。

小5だったか、母とケンカをしたわたしは
「 家出する ! 」と言って
風呂敷で服を包んで家を出ました。

だけど、本気じゃないから。
ちょっと思いついただけのこと。
ドラマみたいな家出の真似がしたくなっただけ。

時間にしたら3分くらいじゃなかったかな。
住んでいた公営住宅をひと回りして家に戻った。

「もう帰ってきたわ、てへへ」と、わたしが笑い
「もう帰ってきたんか、はやっ」と、母が笑う
シナリオだった(だって小道具、風呂敷やで)。

しかし、母の反応は予想外だった。
母は、家に帰ってきたわたしをぶったのです。
ぶつ前もぶった後も、無言で。

「なんで?」ぶたれた意味がわからなかった。
わたしはそんなに悪いことをしたの?
頭の中は?でいっぱいになった。

その後どうやって日常に戻ったか、憶えてない。
だけど、その時の母の表情は忘れられなかった。

結婚後、母と同居してから
その時と同じ表情の母を見ることがありました。

点と点がつながり線になり
線と線が結ばれて形ができて
わたしの思い出や経験がパズルのように合わさり
母の表情や行動の意味を理解しました。

母が感じていたのは
見捨てられる不安と孤独の恐怖だった
のだと思います。

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