プチ家出をしたことがあります。
きっかけはささいなことだろう、覚えてないし。
小5だったか、母とケンカをしたわたしは
「 家出する ! 」と言って
風呂敷で服を包んで家を出ました。
だけど、本気じゃないから。
ちょっと思いついただけのこと。
ドラマみたいな家出の真似がしたくなっただけ。
時間にしたら3分くらいじゃなかったかな。
住んでいた公営住宅をひと回りして家に戻った。
「もう帰ってきたわ、てへへ」と、わたしが笑い
「もう帰ってきたんか、はやっ」と、母が笑う
シナリオだった(だって小道具、風呂敷やで)。
しかし、母の反応は予想外だった。
母は、家に帰ってきたわたしをぶったのです。
ぶつ前もぶった後も、無言で。
「なんで?」ぶたれた意味がわからなかった。
わたしはそんなに悪いことをしたの?
頭の中は?でいっぱいになった。
その後どうやって日常に戻ったか、憶えてない。
だけど、その時の母の表情は忘れられなかった。
結婚後、母と同居してから
その時と同じ表情の母を見ることがありました。
点と点がつながり線になり
線と線が結ばれて形ができて
わたしの思い出や経験がパズルのように合わさり
母の表情や行動の意味を理解しました。
母が感じていたのは
見捨てられる不安と孤独の恐怖だった
のだと思います。
★FBページ★には
ブログの過去記事と、花や緑などの写真・動画を投稿しています。
★Xエックス★では
日常のつぶやきと、ブログとFBページ更新のお知らせをしています。
フォローしてね (^^♪