本棚に潜むコンプレックス 第2位の中で
おこづかいについて、少し書きましたが
幼児からおこづかいを渡すことにした
動機が3つあります。
ひとつめ。
こどもからの
買って買って攻撃から逃れたかった。
まずはこれです。
買い物に行くと、お菓子をねだられたり
「1回だけ!」と、ゲームをせがまれたりします。
そのたびに繰り広げられる、親子の小競り合い・・・。
ホッントに疲れます。
ガチャガチャなんか特に嫌でした。
手に入れた後は存在も忘れて、ゴミになるおもちゃ。
「こんなもん要らんわ!」と思ってしまう
遊び心のないわたし。
ねだられた時の、こどもへの対応が億劫で
買い物にはひとりで行くようにしていました。
仕方なく子連れの時は
「時間がない」とか「今お金持ってない」とか
あの手この手でごまかしてました。
そのうち、こどもも賢くなり
「今日は習い事ないし」とか
「さっきのおつりあるやん」とか
言うようになりました。
そして、とうとう
「ガチャガチャをやりたい!」と粘る
長女と対峙する事態に。
わたし「ガチャガチャはアカン!」
長女「なんでアカンの?」
わたしは苦し紛れに言った。
「ウチは貧乏やからパパもママもお金ないの!」
そしたら、長女がキレて叫んだ!
「じゃあああ、誰やったらあ、お金持ってんのよおおおおお!」
背中がサブクなった。
貧乏を理由に欲望を抑えつけたら
人の金をあてにするようになるのか!?
マ、マズイ、これはいかん!
反省したわたしは、
ガチャガチャをさせたくない理由を
説明することにした。
「ママはお金があっても、ガチャガチャにお金を出す気になれない。
だって、楽しいのはカプセルが出てくるその時までで、大事にしないし、
ゴミになるとわかっているものに100円使うのはもったいないと思う。」
そして、ガチャガチャ以外のお菓子や食材なども
買う時に、選ぶ理由を言うようにした。
ただ値段が安いだけで買っているのではないこと
選ぶ基準やわたしの大事にしていることを
伝えるようにした。
それと、貧乏だからと我慢させると卑屈になったり
欲しいものが、ずっと手に入らない不足感も
こどもにはよくないと思ったので
「ガチャガチャをやりたい気持ちはわかる。
だから、おこづかいを渡すことにするから
自分のおこづかいでやってほしい。」
そうして
我が家におこづかい制が導入されていったのです。
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