晴れ着と親心

先日の成人の日には
二十歳の振り袖姿をまぶしく
また微笑ましくながめていました。

短大を卒業後勤めた障害者施設に
重度のダウン症の女性がいました。
Kちゃんと呼ばれていました。

ある時、Kちゃんの親御さんが
Kちゃんの着物姿の写真を
持ってこられました。

写真を見ていた職員の輪に入って
Kちゃんの写真を見たわたしは
正直「・・・」となりました。

「Kちゃん迷惑がってるで」
「親のエゴやな」
わたしは冷ややかに見ていました。

ところが最近、Kちゃんの親御さんと
同じことをしている自分に気づきました。

大人の着物が着れる背丈になった娘2人に
半ば強引に振り袖を着せ写真を撮りまくり
義父母に写真を送っていました。

「可愛いわー」
「キレイやわー」
「やっぱり着物ってええなー」

わたしは毎日のように写真をながめては
娘に着物を着せてやれる幸せを
かみしめていました。

そういえば、わたしの母も
わたしに着物を仕立ててくれました。
ああ、これって親心なのかな。

娘にはキレイなものを着せてやりたい。
自己満足やエゴかもしれないけど着てほしい。

愛しい娘が振り袖を着れるまで成長したことが
嬉しくて、その可愛い姿を人にも見てほしい。

Kちゃんの親御さんの気持ち
少しはわかるようになったかな。

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