座敷婆のひきだし

しんどい母から逃れた一人暮らしの解放感

わたしが短大を卒業し、就職して稼ぎだすと 母娘のパワーバランスと恩の着せ方が変化した。 見捨てられる不安と孤独の恐怖を抱えていた母は 娘の自立を怖れていたのだろう。 卒業前は一人暮らしをしたいと思っていたが やっと、自分…

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母娘のパワーバランスと恩の着せ方が変化

わたしが短大を卒業し、就職して稼ぎだすと 母娘のパワーバランスが崩れ始めた。 母は、学生の時のように 「アンタになんぼかかってると思ってんの!」 などとは、わたしに言わなくなった。 母の恩の着せ方は、微妙に変化していった…

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お金や物を与えることで高揚感を感じる

母にお金で支配できると思われている屈辱感に 「こうやってわたしは、飼われていたのか」 そんな言葉が心に浮かんだ。 こどもの頃からの息苦しさの表現が、これだった。 親に「飼われていた」だなんて、ちゃんと育てて もらっておい…

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お金で支配できると思われている屈辱感

「ワタシかてな、そんな時間が必要やったんや」 と、母は自分の不倫を全肯定する言葉を放った。 その後は、離婚後、お金がなくて借金した話や 家まで行ったがお金を貸してと言えずにいたら 身内が一万円くれて本当に嬉しかった話など…

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ワタシかてな、そんな時間が必要やった

ある日の午後 珍しく家に居たわたしを見つけ、母が絡んできた。 母の言うことはいつものネガティブな内容。 わたしは馬の耳に念仏をきめ、母の話を聞き流して いたが、ふと母に言いたいことを思いついた。 二世帯同居を始めて わた…

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