ゴミ箱から拾い上げた母のメモを見つけた後
座敷婆がわたしに直接謝ってくることはなかった。
わたしが欲しかったのは母と娘の心をつなぐ言葉。
その言葉を見つけられただけで十分だと思っていた。
一瞬でも、わたしの気持ちは座敷婆に届いていたし
たしかに、座敷婆と心が通じ合った気がしたんだ。
ところが、やっぱり一瞬だったのよおーーー(;O;)。
わたしが、40代で反抗期を迎えてキレた以降
目に見えて、座敷婆は情緒不安定になっていた。
神経が高ぶり寝つけないのか、一晩中、部屋に電気が
ついていて、朝一番に、わたしを襲ってくるように。
わたしは、夫や娘たちを起こす1時間前には起きて
お弁当や朝食の準備をしていた。
早朝の、1階にわたししかいない時間を見計らって
座敷婆は、2階からドスドスと降りてくるのだ。
流し台に向かって包丁で食材を切っているわたしの
背後に立って、挑発するように毒づく座敷婆。
「アンタ、ちょっといいかげんにしいや。
勝手なこと言うて、ハンッ!!
ワタシが悪いんやろ。謝ったらええにゃろ。
わ、る、か、っ、た、な」
最後の「な」を言い終わらないうちに
「なんでワタシが謝らなあかんのっ、フンッ!!」
と、吐き捨てて2階へ戻って行く。
なんとも言い難い怒りが、肚の底からわいてきて
わたしは、握っていた包丁をまな板に突き立てた。
そんな朝を2回迎えて、台所に立つのが怖くなった
わたしは、朝、2階から1人で下りられなくなった。
夫に事情を話して、一緒に下りてもらうようにした。
座敷婆には、わたしにしか見せない姿があるんだよ。
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