座敷婆のひきだし

わたしが長女に返したのは条件付きの愛

上手くいってると思っていた子育てが行き詰まった。 もう内容を忘れてしまったが、5,6歳だった長女が 誰かに対して意地悪な一言を発したことがあった。 「あれ?この子、こんな子だったっけ?」 わたしは、ひどく動揺してしまった…

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感情よりも生活を回していくことを優先した

4歳の次女の病院騒ぎが落ち着くと 小2の長女が朝起きて 「頭が痛い、手がしびれる」と言い出した。 次女に集中した親の気を引きたいのではないか? そう思い当たる節が長女にはあった。 それなら尚更、病院に連れて行った方がいい…

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原因不明の肘の痛みと腫れで病院を転々とした

「あなたが落ち着いてくると 次はこどもさんたちに問題が出てくるから 心づもりしていてね」 カウンセラーさんがカウンセリングの最終日に わたしに言ったことは本当だった。 母がサ高住に入居して1年がたつ頃には こどもの、病気…

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お葬式って一体誰のためにするんだろう?

心身ともに病んで老いてゆく母の姿を見ながら わたしは、親を看取る時の不安を感じ始めた。 喪主になるのは、ひとり娘のわたしだから 必ず来る母を見送る時のことを思い浮かべた。 お葬式は故人のためにすると思っていたわたしは 母…

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写真スタジオで撮った家族写真が母の遺影

母が無事、サービス付き高齢者住宅に入居できて 年明けには母娘それぞれに生活が落ち着き始めた。 母は骨折が治ってしまえば身体機能には問題ない。 田舎育ちの母の身体は丈夫にできていた。 母は1人で入浴できたのだが、施設内で入…

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