座敷婆のひきだし

母の記憶をつなぎとめていたメモを全部捨てた

アルツハイマーで記憶が失われていく母。 どん詰まりになった母娘の前に現れた救世主のIさんや 一人暮らししたアパートのことなども忘れていった。 その話題はもう母の口から出てこなくなったのに 母の引き出しから出てくるのは 同…

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あなたの居場所は、今、ここにしかない

母が足を骨折して、ショートステイしたサ高住に 正式契約して落ち着くまで、ストレスフルだった。 その数ヶ月間のわたしの記憶は、一部飛んでいる。 自宅の玄関ドアの鍵穴に鍵を指したまま出かけたり 長女の宿泊行事の高額参加費を払…

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母の精神状態に施設の入居がかかっていた

一人暮らしの母が足を骨折した。 施設を嫌う母に、足が治るまでの間だけだからと ショートステイを納得させた。 ショートステイ期間中の母の精神状態に サ高住への正式入居がかかっていた。 とにかく母を穏やかでいさせることが最優…

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一人暮らしの母が骨折して施設に入居した

どん詰まりになった母娘の前に現れた救世主の I さんとの思い出、Iさんの存在そのものが 母の記憶から消えていくのを見るのは辛かった。 Iさんが亡くなって2ヶ月後のある日のこと 母は転んで足を骨折した。 わたしが仕事の日の…

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認知症の母は自分の異変を感じて困惑していた

絶対ムリだと思っていた別居が現実になったが 母がアパートで一人暮らしたのは約半年だった。 ムラや波があった、アルツハイマーの症状は その半年のうちに確実に進行していった。 どん詰まりになった母娘の前に現れた救世主 Iさん…

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