座敷婆のひきだし

わたしの人生で一番泣いた日

その場にいる誰よりわたしは泣いていた。 Iさんのお葬式は自宅での家族葬だった。 お身内とご近所の方を合わせて10人ほどが Iさんの住んでいたハイツに参列した。 わたしは、お通夜にもお葬式にも 娘2人を連れて行った。 Iさ…

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忘れる母がかわいそうになった

母と一緒に暮らし始めたけれど お互いに干渉し合わない距離感や 良好な関係に変化する可能性が持てないまま。 同居して4年目に入る頃には 母に認知症を疑う症状が出はじめた。 幼児がいる家庭が壊される恐怖を感じた。 万事休すで…

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喉まで出かかっても、けして声にならない

とっさの時に大声出せる?の記事に わたしの20代半ばの怖かった体験を書きましたが 他にも、声が出せなかったことがありました。 障がい者施設で働いて1、2年目の頃です。 年度始めに立てた方針や目標に照らして 年度末に活動を…

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小豆バーが食べたくなる季節

毎年、8月が終わりに近づくと Iさんを思い出す。 この人がいなかったら、わたし どうなっていたのだろう。 わたしたち母娘に 積極的に関わってくれた人。 具体的な行動で わたしを助けてくれた恩人。 母にとっても 同居してか…

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言葉のイメージにとらわれていた

50歳を前に自分の育て直しをしようと 自分と向き合う方法をいろいろ探した。 だいたい共通して書かれていたのは 「ありのまままの自分を認める」 「自分の感情を認める」ということ。 でも、強い抵抗感が出てきて 自分を認めるこ…

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