50代で自覚した聴覚過敏。だとすると
過去現在のいろんなことに合点がいきます。
そのひとつに不思議な体験があります。
わたしのことを理解してくれている人がいる
と感じた、今も大切にしている思い出です。
高校時代、部活の試合が体育館で行われました。
多くのチームが集まる大きな大会です。
締め切られた体育館の中は
いろんな音がひしめき合っていました。
審判の笛の音、ボールを打つ音や
ベンチやギャラリーからの応援の声に
コートの選手の掛け声。
そんな中、試合に出ていたわたしに
サーブの順番が回ってきました。
1回め、安全にサーブを入れました。
試合の流れは、わたしのチームが優勢。
2回め、いつも弱気なわたしが勇気を出して
攻めのサーブを打とうと構えました。
ところが、残念。
ネットにひっかかり、サーブミス。
ベンチの士気が下がった反応が
目に入りました。
歓声と喚声が響きわたり
ベンチの声はコートに届きません。
なのに、聞こえるはずのない声が
わたしの耳に飛び込んできたのです。
「あれは、強気で打ったからいいんだ」
スコアをつけているマネージャーに
監督が話しかけていました。
試合のさなか、声の届かない場所にいて
説明もできないわたしの気持ちを
監督はわかってくれている。
自分の気持ちを理解してもらえた経験がない
わたしには心の支えとなった体験でした。
聴覚過敏だから
聞こえてきたのかもしれないし
心が求めていた言葉だから
聞こえてきたのかもしれません。
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