同居したのが実母だったことで
当初、同居のしんどさが周囲の人に理解されず
相談どころか愚痴をこぼす相手にも困っていた。
孤独感と失望感に包まれる中で
心強い相談相手は、夫の母だった。
座敷婆のいないタイミングを見計らい
夫の実家に電話をして話を聞いてもらっていた。
それでも、わたしのストレスがたまると
娘2人を連れ3人だけで、夫の実家に避難した。
わたしが夫の実家に頻繁に行ったり
姑と仲が良いのが、座敷婆は気に食わない。
「ワタシらの時代は、嫁姑で苦労したもんや」
と嫌味を言い、義母のことも快く思っていなかった。
結婚して家庭円満で、嫁ぎ先との関係も良好ならば
親としたら喜ばしいことだと思うが
「この人は、わたしが不幸な方がいいんだなあ」
と、何度となく思った。
義母は、わたしの話を詳しく聞いてくれて
その後には、時間を置いてから考えたことなどを
わざわざ手紙に書いて送ってくれた。
義母からのわたし宛ての手紙を読んだ座敷婆が
「ワタシの離婚の話なんかして、恥ずかしい」
と、わたしに怒ってきた。
人の手紙を勝手に盗み読んだ座敷婆に呆れたが
この時初めて、離婚されたことを恥だと思っている
座敷婆の気持ちを聞いた。
また、別の機会に一度だけ、初めて、座敷婆から
「ワタシももうちょっと我慢したら良かったんやけどな」
という離婚について自省する言葉を聞いた。
自分の離婚を恥と感じたり、自分に我慢が足りなかったと
内省する感性が座敷婆にあったのか?と、わたしは驚いた。
たまにまともな反応をされると、余計にわからなくなる。
まあ何にせよ、こどもを連れて里帰りしている間に
勝手に籍を抜かれるなんて、屈辱的なことだ。
そして、座敷婆の夫は、離婚調停の話し合いの場にも
来なかった。母の離婚の理由は謎のまま。
義母は、自分の実母や姑との関係、人生経験とか
小説に描かれている家族関係の話などをとおして
違う視点を持てるような話を、わたしにしてくれた。
わたしは、義母のアドバイスを取り入れながら
試行錯誤していたが、とうとうどん詰まりになった。
義母は、離婚した父に会うことを勧めてくれた。
「あなたのルーツはお母さんだけではないのよ」と。
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